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重要なポイント
- テスラ株は、年初来で20%下落(短期的な上昇局面もあり)。
- アナリストは今年のテスラの利益が19%減少すると予想。
- 利益率と成長鈍化により、株価は割高と見られる可能性。
- AIやロボティクスへの進出が、テクノロジー企業並みの評価を正当化するかもしれない。
- テスラはリビアン(Rivian)、BYD など競合のEVメーカーからの圧力に直面している。
2025年の株価動向
2025年、テスラ株(ティッカー: TSLA)は荒い値動きを見せている。モーニングスターによる7月16日時点のリターンは以下の通り:
- 年初来:-20.35%
- 過去3か月:+33.17%
- 過去1か月:-2.27%
株価は現在、50日移動平均線と200日移動平均線が重なる水準で「ベース(価格のもみ合い帯)」を形成しており、これは株価上昇への準備サインとも解釈できる。
機関投資家(キャシー・ウッド率いるARKインベストメントなど)も買い増している。しかし、長期投資家にとって今は買い時なのか?それとも、今年の利益が19%減少するという見通しを考えれば売り時なのか?
まだ「買って放置できる株」なのか?
フォアフロント・ウェルス・パートナーズ(テキサス州オースティン)の資産アドバイザー、チャド・リクセ氏は「現状は一長一短」だと指摘する。
「キャシー・ウッドのようにロボタクシーやAIに大きな可能性を見いだす人もいる一方で、EV事業は納車減少や激しい競争に直面している」とのこと。
つまり、かつてのように「買って放置できる株」ではなく、野心的な未来計画が実現するかどうかに賭ける投資となっている。
ファンダメンタルズの弱体化
アナリストは今年の利益が2桁減少すると予想しており、これは2023年・2024年の減速に続くものだ。過去2四半期の売上も減少し、この傾向は続く見込み。
「成長は鈍化し、利益率は圧迫され、競争優位は失われつつある。現状の株価に見合うファンダメンタルズはない」とガリレオFXのCEO、デイビッド・マテラッツィ氏は語る。
テスラ株は割高か?
現在のP/E(株価収益率)は178と極めて高く、来期予想のフォワードP/Eでも114。伝統的な指標では割高だが、AIやロボティクスへの進出によって評価が変わる可能性もある。
ウィンスロップ・キャピタル・マネジメントのフレディ・ラヴリック氏は、テスラのロボタクシー事業拡大が注目されると指摘。グーグルのWaymoは2024年時点で450億ドルの評価を受けており、テスラも規模や車両基盤を考えれば同様の評価が可能かもしれないという。
テスラは「自動車メーカー」か「テック企業」か?
テスラは自らをテック企業と位置づけるが、収益の大半は依然として自動車から生まれている。もし「自動車メーカー」として見られるなら株価は割高だが、「AIやソフト、ロボティクスのプラットフォーム」として見れば、高い評価も正当化されうる。
ただし、そのビジョンが実現しなければ「テック株プレミアム」は一気に剥げ落ちるリスクがある。
EV競争の激化
テスラはブランド力と顧客の忠誠度を持つが、CEOイーロン・マスクの政治的活動により一部は損なわれた。
さらに、リビアンや中国のBYDなど新興勢力が市場シェアを奪い始めている。ファースト・インフォメーション社のビンス・スタンツィオーネ氏は「テスラはテック企業になりたがっているが、実態は自動車メーカーであり、先行者利益も大きく失われた」とコメントしている。
投資家はどう対応すべきか?
テスラ株を保有している投資家が取るべき選択は「全て売る」か「全て保有する」かの二択ではない。
- 課税口座の場合:利益確定を分散しながら一部売却し、資産を再配分。場合によっては寄付で節税を活用。
- 非課税・退職口座の場合:税負担はないが、集中投資リスクを下げるためにリバランスが必要。
つまり「全て賭ける」のではなく、一部利益を確定しつつ将来の上昇余地にも残しておく戦略が推奨されます。
テスラ株(TSLA)の投資判断ポイント
1. 株価・業績の現状
- 株価推移:2025年年初来で -20% と下落傾向。ただし直近3か月は +33% の反発もあり、ボラティリティ(変動幅)が大きい。
- 業績見通し:アナリストは今年の利益が 19%減少 と予想。売上も直近2四半期で鈍化。
→ 短期的には戻り局面があるが、中長期的な業績トレンドは弱い。
2. ファンダメンタルズ評価
- P/E(株価収益率):178倍(非常に高い)。
- フォワードP/E:114倍(将来利益を考慮しても高水準)。
- 利益率:低下傾向。
- 競争優位性:リビアンやBYDの台頭で弱まりつつある。
→ 従来の自動車メーカー基準では割高。ファンダメンタルズ単体では「買い」にくい。
3. 成長ストーリー(期待要素)
- AI・ロボティクス・ロボタクシー事業:将来的にテック企業の評価を受ける可能性。
- ブランド力:依然として世界的な影響力あり。
- 機関投資家の買い:ARK(キャシー・ウッド)など、一部は強気。
→ テック株的な視点を持てば「将来に大化けの可能性」が残る。
4. リスク要因
- 利益減少と成長鈍化:EVの需要停滞、値下げ競争。
- 競争激化:BYD(中国)、リビアン(米国)など。
- CEOイーロン・マスク要因:政治活動や経営集中度への懸念。
- テック評価の不確実性:もし「自動車メーカー」と見なされれば、株価は急落リスク。
5. 投資戦略(記事の専門家意見)
- 保有中の投資家:
- 一部利益確定し、ポートフォリオを分散(集中リスクを軽減)。
- 課税口座なら、売却タイミングを分散して税負担を軽減。
- 非課税・退職口座でも、リバランスで全体のリスク調整。
- 新規投資を検討する投資家:
- 短期的には反発局面あり得るが、長期の買い増しは割高リスク。
- テスラを「テック企業」と見るか「自動車メーカー」と見るかで投資判断が大きく変わる。
結論(投資判断の整理)
- 守り重視の投資家:今の水準では「割高・成長鈍化」が目立つため、買い増しは慎重に。むしろ一部売却・分散が推奨。
- 攻めの投資家:AI・ロボタクシー・エネルギー事業の将来性に賭けるなら保有継続もあり。ただしハイリスクであることを認識すべき。
要するに、「伝統的な自動車株」としては売り、「テック株の成長株」としては保有余地あり」 という二面性がある。
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